6年ぶり開催!浦上百貨センターが30日に「NOKISAKIマーケット」2026年建物解体へ《長崎》
「浦上百貨センター」が建てられたのは、今から53年前の1971年。 "川口アパート” として建設され、1階には生鮮食品の店や食堂など 47の店が並び、にぎわいをみせていました。
浦上駅にも近く、多い時には130世帯あまりが暮らしていたといいます。
(浦上百貨センター協同組合 牧山 直樹 副理事長) 「すごい人気があったみたい。ここに住んでいる方は、下(1階)に行けば何でもあったので、出入りが結構あった」 経済成長を支えましたが、大型商業施設などが次々と進出した影響で、今では20店舗に。
空いたスペースは、学生による展示会やフリーマーケットなどに活用されてきましたが、 建物の老朽化に伴い、再来年 解体されることに。 (浦上百貨センター協同組合 牧山 直樹 副理事長) 「皆さん仲もいいし、非常にやりやすい。私はここが大好きなので。寂しさはあるが、仕方がないのかなという気持ちもある」
緑の看板がトレードマークの「ブティックさなえ」。 店主の森本 佳子さんは82歳になります。周りには自然と人の輪が…。 オープン当初から「浦上百貨センター」を支えてきた店の一つです。
(ブティック「さなえ」 森本 佳子さん) 「前はお客様がどこからでも来ていた。ダイヤランドから来たり、長与から来たり。商売していて楽しかった、話を聞いても楽しかったし。 あの頃は、一番にぎやかやったね」
垣内 美知子さんが営む惣菜店「キッチン・ママ・英商」。 この日も、常連客の姿がありました。 (常連客) 「こんにちは。また来ました」 (「キッチン・ママ・英商」 垣内 美知子さん) 「きのうやったかな」
(常連客) 「英商さんとも会われんごとなったらさみしか」 (「キッチン・ママ・英商」 垣内 美知子さん) 「なんで。(ここの)みんなとも会われんたい」 (常連客) 「みんなとは別。ここは食べ物が美味しいから。 ここはいつまで(営業するの)?」 (「キッチン・ママ・英商」 垣内 美知子さん) 「あと1カ月…」