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ザッパー系を乗り継ぎ計13万km走ったライダーが考える「シリーズ共通の特性とは?」【カワサキ空冷4発の系譜】

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モーサイ

性能値をはじめ、微妙な特性の違いを見せるザッパー系エンジンだが、根本の共通性がある。 それはさほど太くない低中回転でのトルク感で、ナナハンとしてはフルスケールでない738ccという排気量に起因するかと思ったものの……736ccのCB750Fourのほうが太さを感じたので、ボア・ストローク(CBはロングストローク型)比やバルブタイミングなど諸々が関係するのではないかと推測する。 一方で、ザッパー系エンジンの真骨頂と言えるのが、中回転以降での爽快な回転上昇とパワー感だ。4000rpm以上からフワッと盛り上がっていくパワー感が実に気持ちいい。これはZ1系ともCB750Four系とも異なる部分で、ザッパーが軽快な回転感を狙ったことを実感できる。 特にピーク性能を狙ったGPz系は顕著で(現代の水冷直4エンジンと比べるべくもないが)、この基本特性とターボの相乗効果で750ターボが同時代のターボ車より一歩抜きん出た過給機の刺激を味わせたのもうなずける。

最後に、改めて今ザッパー系モデルを手に入れたならと考えてみる。Z650の19インチの車体にZR-7用エンジンを搭載、吸排気系をファインチューンして……などと頭に思い描いて実現できるのかと調べてみたら、マニアはとっくにZR-7のエンジンに着目していた模様。 各世代のザッパー系フリークは、最後期のザッパーエンジンから、エンジン丸ごとないし内部パーツを移植して、ザッパー系モデルを今も熱心に楽しんでいるのだ。 レポート●阪本一史(別冊モーターサイクリスト元編集長) 写真●小見哲彦/澤田和久/八重洲出版 編集●モーサイ編集部・上野

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