歴代三菱ランエボに辛口だったドリキン土屋圭市が最後のランエボXに試乗! 果たしてその評価は?
SSTの“S-SPORTモード”は、サーキットでもドライバーがシフト操作する必要はない
いまだに「好きなレーシングドライバーは?」というアンケートで一番人気を誇るのがドリキン(ドリフトキング)こと土屋圭市さんだ。もちろん現役のトップドライバーとしては2003年に引退したが、その走りは健在で、市販車の評価能力は極めて高く、わかりやすい表現は独得の「ドリキン節」として人気を誇る。 そのドリキン土屋圭市さんが、かつての大人気車「ランエボ」を走らせた。歴代三菱ランサー・エボリューションの代表、最強のランエボと言われるランサー・エボリューションX(テン)をサーキットで思い切り走らせ、その実力、魅力を語っている。 今だから言えるが、ランエボが発売され、ランエボⅠからⅡ、Ⅲ、Ⅳと進化するなか、土屋圭市のランエボ評はあまりよくなかった。さて、最後のランエボであるXに土屋圭市さんはどんな評価を下すのだろうか? 歴代ランエボの驚異的な速さを十分認めていた土屋圭市さん。だがこれまでは「機械が勝手に曲げている感じ」と「速ければいいでしょ」というクルマとしての造りこみに不満もあった。その彼が、試乗直後に「ハイテクを極めていくと、人間っぽくなる」と興奮気味に答えたのだ。さてその真相とはどうなのか? SSTの“S-SPORT・・・
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XaCAR(2007年12月号)