【ステイヤーズS】4連勝を思い出せ! ミクソロジー 復活へ秘密兵器あり
[GⅡステイヤーズステークス=2024年11月30日(土曜)3歳上、中山競馬場・芝内3600メートル] 長い長い休みを挟んでの復帰3戦目となるミクソロジー(牡5・辻野)は、もともとここが狙いだった。東スポ競馬Webの「記者メモ」には、アルゼンチン共和国杯の前からステイヤーズSを視野に入れていることが書かれており、併せて、馬がまだまだ元気なことも記されていた。 1年半以上の休み明けだったオールカマーは結果11着も、調教でスイッチが入らず、体のハリも戻り切らなかったことを思えば、「最後まで気持ちを切らさずに走れ、走ることに対しての心を失っていなかったと分かったのが何よりの収穫だった」(辻野調教師)。それにゴール後はジョッキーが止めるのに苦労したと言っていたそうで、持ち前のスタミナも衰えていなかった。 スタミナが健在なのは頼もしい。そもそもミクソロジーは昨年2月、4連勝で3400メートルのダイヤモンドSを勝ち、天皇賞・春の有力馬に躍り出た実力馬。今回の3600メートルはうってつけの舞台なのだ。問題は、このメモの後に出走したアルゼンチン共和国杯の16着で、やはり復活は遠いのか…とも感じてしまうが、実は陣営には秘策があるという。今週のメモにはこうある――。 硬くボコボコした馬場に脚を取られたことにより気持ちが萎えて馬がやめてしまったが、ツメが敏感なことにも起因があると判断し、この中間から蹄鉄を変えた。「それがとてもフィットしてきているんです」と辻野師。ちなみにその蹄鉄とは、爪と鉄の間にラバーが挟まった特殊なものだ。 陣営の工夫が実を結べば、最適距離とも言える舞台で復活が見られるかもしれない。
東スポ競馬編集部