大阪市廃止に、分割コストでまだまだ加熱中!『大阪都構想』勝手に歩きルポ(オフィス・シュンキ)
この説明会では、大阪市4分割によるコスト増(約200億円)も示されましたが、この数字とほぼ同じ数字が、10月26日の一部新聞上で「市分割コスト218億円増」と、大阪市財政局の試算として紹介がなされ、終盤になって「市分割コスト」が論点として加わっています。共同部署の「副都心推進局」は試算の提示はしておらず、私の眼には、大阪市役所内部での主導権争いが大切な局面で表面化したように映っています。 前回の投票が否決となったことで、政界から引退した元大阪府知事で、元大阪市長の橋下徹氏は、この報道を受けて、27日のツイッターで「この数字は、燃費の悪い大排気量車(大阪市)を、その仕様のまま4台にする場合(分市案)のもの。それではだめだということで燃費のいい環境適合車(特別区)4台にしたのが大阪都構想だ」と反論。それ以後も、橋下氏は断続的にツイッターを更新し、『誤報』であることを訴え続けるなど過熱。賛否拮抗しての終盤。結果はいやでももうすぐ出るのです。(オフィス・シュンキ)