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核ごみ請願 北海道神恵内村議会、採択の公算大 「あまりに拙速」の声も

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北海道新聞

半数、賛成の意向示す

 【神恵内】原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査について後志管内神恵内村の神恵内村商工会(上田道博会長)が村の応募検討を求めて、村議会(定数8)に提出した請願について、現時点で議長を除き、賛成が過半数となる見通しであることが11日、北海道新聞の取材で分かった。15日から3日間開かれる定例村議会で請願が採択されれば、村は応募の本格検討に入るとみられる。  村議8人のうち4人が賛成に回る意向を示し、議長を含め3人は態度を明確にしなかった。1人は取材を申し込んだが、返答がなかった。村議の中には村民の意見も踏まえて慎重審議を求める声もあり、会期中に結論が出ない可能性も残っている。  村議でもある商工会の上田会長は「雇用が生まれる」と最終処分場誘致も望む考えを示した。賛意を示した別の村議は「原発に比べたら危険性はないと思う」と話した。賛否を保留した村議は「議論する時間が短すぎる。住民説明会を行っている寿都町と比べ、あまりに拙速だ」と述べ、会期内で結論を出すことに慎重な姿勢を示した。

経産相「ありがたい」

 高橋昌幸村長は11日の記者会見で採択された場合の対応について明言を避けたが「核のごみの処分は重要な案件」とこの問題を議論する意義を評価した。  神恵内の動きについて梶山弘志経済産業相は11日の閣議後会見で「大変ありがたい。全国で対話活動を進める中で、神恵内村商工会をはじめとした複数の経済団体などから関心をいただいている」と述べ、検討の動きを以前から認識していたことを明らかにした。寿都町の片岡春雄町長は「仲間ができた」と歓迎した。  一方、鈴木直道知事は11日の道議会代表質問で、神恵内村議会に対し、核のごみを「受け入れ難い」とした道の核抜き条例を順守するよう要請したことを明らかにした。(犬飼裕一、上野香織、久慈陽太郎)

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