JR宇部駅前にカレー店「サンハウス」 30年愛された欧風カレー復活
JR宇部駅前にカレー店「サンハウス」(宇部市西宇部南4、TEL 050-8889-7414)がオープンして、9月8日で1カ月がたった。(山口宇部経済新聞) 【写真】提供する「カツカレー」 ラーメン店「一杉(ひとすぎ)」(厚南北1)を経営する杉野友紀さんが出店。2016(平成28)年に閉店したカレー店「サンハウス」のレシピを継承し、欧風カレーを提供する。 杉野さんは「マスターだった山田隆さんとは子どもの頃から顔なじみで、開業前はサンハウスで働き、一杉でもカレーを提供していた。11月に一杉が節目の10周年を迎えることもあり出店を決めた。『味を引き継いでほしい』という要望も多く、山田さんからも直々に声をかけてもらった。30年以上愛され、このカレーを食べて育った人は多いと思う。新たな世代にも語り継がれてほしい」と話す。 場所は喫茶店「パーラーピサ」跡。店舗面積は約12坪。席数はテーブル席=22席、カウンター席=4席。 メニューは、「カレーライス」(700円)のほか、「カツカレー」「シーフードカレー」「焼きカレー」(以上1,000円)。ライスは、中盛=プラス50円、大盛=プラス100円、特盛=プラス200円。ミニサラダ(300円)や「お子様セット」(600円)、持ち帰り用のカレー(ルーのみ、500円)も提供する。トッピングは、チーズ、目玉焼き(以上150円)、ソーセージ、エビフライ(以上200円)、豚カツ(300円)を用意する。 杉野さんは「出店するにあたり、山田さんと何度も試作してカレー作りを修業し直した。ルーはもちろん、あの頃のサンハウスと同じサクサクで薄めのカツも、常連客だった方には懐かしさを感じてもらえている様子。今は見かけることが少なくなったランプのようなソースポットでルーを流し込むスタイルもそのまま」と話す。 「年内には、14時以降にデザートやドリンクなどのカフェメニューも提供していきたい。学生さんが勉強時間で利用したり、電車やバスの待ち時間にコーヒーを飲みながらゆっくりするなど、思い思いの時間を過ごせる場所になれたら。宇部駅周りの活気につながれば」と笑顔を見せる。 営業時間は11時~18時。水曜・日曜・祝日定休。
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