下部3勝で昇格したマット・マッカーティのウェッジ 「Butter Fingers」刻印の由来は?
アイアンは「ブループリントS」フォージドモデルで、シャフトは標準よりやや軽いトゥルーテンパー「ダイナミックゴールド120」X100が装着されている。 ウェッジは50度、55度、60度で、いずれも「グライド フォージド プロ モデル」。また50度には“Butter Fingers”と刻印されている。
通常、バターフィンガーズとは“滑りやすい指”、転じて“よく物を落とす人”あるいは“不器用な人”を意味するため、必ずしも親しみのわくニックネームではないが、彼はこの刻印が幸運をもたらす(そして罰打を減らす)と思っている。 「この夏、サラソタのコーンフェリーツアーで、ボールにクラブを落として罰打をもらったことがあった。それで、僕のキャディ(デブラス・ダス)が“バターフィンガーズ”と刻印すればおもしろいと考えたことが由来。それ以降、僕はクラブを落としていない。良いお守りになっていると思う」
パターはセンターシャフトでマレット型の「PLDタイン」プロトタイプパターを使っており、大量の錆が独特の風合いを醸し出している。 「とても良いんだ。錆の付いたPLDを使っていて、特徴的。ずっと最高だね。センターシャフトに変更したのは確か2、3年前で、他にもいくつか異なるパターを試してきたけれど、これは重量がちょうど良くて、深めのミルドフェースで打感が若干ソフト。錆が付いているから、僕がちゃんと練習していることが分かるよね」 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)