2024年下期に市場規模が拡大・縮小したのは? 拡大したのは食品ジャンル「米」、日用品は「ボディケア化粧品」
「南海トラフ臨時情報」の発表で、備蓄食品・防災グッズ市場が拡大
日用品部門4位のカセットコンロなど「その他調理器具」が前年比59.6%増、9位はカートリッジ・ガスボンベといった「ガス部品」で同36.4%増だった。
一方、食品部門上位の「米」「米飯加工品」「包装餅」と、ランク外の「水」の100人あたりの購入金額を日次推移で見ると、2024年8月8日の「南海トラフ地震臨時情報」発表後に「水」と「米飯加工品」が急上昇、以降も高めに推移した。災害に対する警戒から、備蓄目的で購入された様子がうかがえる。
● ● 調査実施概要 ・データソース:QPR(消費者購買履歴データ) ・分析対象者:全国(沖縄県を除く)15~79歳の男女 ・対象カテゴリ:JICFS食品・日用品 ・集計期間:2024年7月1日~10月17日(前年比:2023年7月1日~10月17日) ・ランキング作成方法:市場規模を表す当社の独自指標「100人あたり購入金額」において、集計期間内におけるカテゴリ全体の購入者数が100人以上の項目に絞り込み、その他を含むカテゴリを除外したランキングを作成。また、前年伸長率を正しく判定できるよう一部データ誤差削除