有力紙幹部、スパイ罪で懲役7年 日本大使館員と面会後拘束 中国
【北京時事】中国・北京の裁判所は29日、共産党の有力紙・光明日報で論説部副主任を務めた董郁玉氏(62)に、スパイ罪で懲役7年の判決を言い渡した。 ロイター通信が伝えた。米ワシントン在住のジャーナリストらで構成するナショナル・プレスクラブによると、董氏は2022年2月に北京市内で日本大使館員と会食した後、当局に拘束され、23年3月に起訴されていた。 董氏は著名な改革派知識人。日本への留学経験もあり、日米の外交官やメディア関係者らと長年、交流してきた。董氏と会った日本大使館員も当局に一時拘束され、外交官の身体の不可侵を定めた「ウィーン条約」に違反するとして日本側が厳重に抗議していた。