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ワインのようなボトルに入って5000円 意外な進化を遂げていた日本の「お茶」

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ITmedia ビジネスオンライン

100種類のお茶割を提供

 2つ目の例は、専門店化だ。カフェ利用として日本茶を楽しめる「和カフェ」は安易に想像がつくと思う。しかし、料飲シーンで専門店化されている大変興味深い店舗がある。その名も「茶割」。10種類のお茶と10種類のアルコールを掛け合わせ、100種類のお茶割を提供しているのだ。  「お茶=ヘルシー」なイメージが強いため、女性客が大半を占め、予約が取りづらいお店として知名度を上げている。また、提供する商品が100種類あるため、さまざまな味を試してみたいという消費者心理がくすぐられ、料飲杯数が伸び、単価アップが狙える。また原価を抑えやすいドリンクでもあるため、利益率も高いのではないだろうか?

お茶をコンセプトにしたホテル

 3つ目は、お茶をコンセプトにして差別化を実現しているホテルの事例だ。  東京・新橋にある「CHAYA 1899 TOKYO」。同ホテルは、東京・八重洲にある老舗ホテル「龍名館」の系列であり、日本古来、大事にされてきた「人と人をつなぎ、くつろぎの時間を彩る存在」である日本のお茶文化を大切にしたいとの想いでオープンしたようだ。  筆者も宿泊したことがあるが、まずチェックイン時には、茶釜を用い、古来の手法で丁寧にお茶を煎(せん)じてくれる。レストランで提供される料理も、お茶を使用した食事を中心としている。部屋に入ると、全てがお茶をコンセプトにしており、その徹底ぶりに驚かされた。思わず全てを写真に収めてしまうほどだった。シャンプーやボディークリームなどのアメニティーは全てお茶を使用したもの。部屋にももちろんお茶が用意されており、そのお茶と一緒にいただくお菓子にもお茶が使われている。そのお茶を楽しむための急須や茶碗も、部屋で過ごす時間を十分に楽しめるよう、大変おしゃれなのである。そして、ベットライトまでお茶をたてる茶せんをモチーフにしているのだ。このホテルには日本人はもちろん、海外からの旅行者も多く訪れている。  価格帯も、近隣のシティーホテルと同程度のため、どうせ泊まるなら特徴的なホテルを……と他のホテルとの差別化を図れているところにも注目をしている。

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