あまり知られていない実力派セレブ3世
大物スターの子孫だけど、7光を使わずに地味に頑張る孫たちをフィーチャー! 【写真】ハリウッド・スターの冴えない孫たち:“3世セレブ”の成功と失敗
アリソン・ル・ボージェス
アラン・ドロンの息子アンソニー・ドロンがクレイジー・ホースのダンサー、マリー・エレーヌ・ル・ボージェスとの交際でもうけた娘がアリソン・ル・ボージェス。パリ近郊のヌイイ=シュル=セーヌでシングルマザーに育てられ、11歳のときに初めて有名な祖父アランに会ったものの、その後も顔を合わせたのは数えるほどとか。少女時代に女優になると決意したもののセレブな祖父や父親に頼らずに独力で頑張ると決意。14歳からオーディションを受け始めたアリソンに目を留めたのがナディーン・トランティニャン監督で、『 L'lle bleue 』(‘11)の小さな役でデビュー。その後もウェイトレスをしながら女優活動を続け、演劇学校に通っていた時にスカウトされて、モデル活動をスタート。祖父アランから受け継いだ美貌のおかげでモデル業の方がメインになっているけれど、女優業もあきらめていらず、ハリウッド進出を目指して英語力に磨きをかけているところ。 写真左から:祖父 アラン・ドロン、アリソン・ル・ボージェス (Alain Delon, Alyson Le Borges)
ジュール・ベンシェトリ Jules Benchetrit
映画監督サミュエル・・ベンシェトリの息子で、『Chez Gino(原題)』(‘11)の端役で俳優デビューしたジュールは、『男と女』シリーズなどで知られるフランスのレジェンド俳優ジャン=ルイ・トランティニャンの孫。ジャン=ルイと二人目の妻ナディーン・トランティニャンの間に生まれた次女で後に女優となったマリー・トランティニャンが4人の異なる男性との間にもうけた子供のうちの末っ子で、父親に育てられたそう。もちろん祖父母にも可愛がられたので、ジュールがエンタメ界入りするのも自然な流れ。しかしフランスでは有名な芸能一家ランティニャン家の七光と思われるのが嫌で、出演作選びには慎重。初主演作『パリに見出されたピアニスト』(’18)でセザール賞有望男優賞候補になって、ホッとしちゃはず。2年前に父親が再婚し、義母がヴァネッサ・パラディで、ステップシスターがリリー・ローズ・デップという華やかな家族に! 写真左から: 祖父 ジャン=ルイ・トランティニャン、ジュール・ベンシェトリ (Jean-Louis Trintignant, Jules Benchetrit)