737MAX納入21機、787はゼロ続く ボーイング1月実績
ボーイングの2021年1月の引き渡しは26機(前年同月13機)で、受注は4機(ゼロ)だった。引き渡しでは納入を再開した737 MAXが多くを占めた一方、787型機は不具合が見つかったことで納入ゼロが続いている。 引き渡しの内訳は737が22機(前年同月3機)、747がゼロ(ゼロ)、767が1機(2機)、777が3機(2機)、787がゼロ(6機)だった。 737は22機中21機が737 MAXで、アラスカ航空(ASA/AS)に同社向け初号機となる737-9(737 MAX 9、登録記号N913AK)を引き渡したほか、アメリカン航空(AAL/AA)の5機や、ユナイテッド航空(UAL/UA)の5機などが目立った。737 MAXは2020年12月に、1年9カ月ぶりに納入を再開した。 一方で787は、胴体接合部の一部で不具合が見つかったことなどにより、3カ月連続でゼロとなった。 受注は737がゼロ(前年同月はゼロ)、747が4機(ゼロ)、767がゼロ(ゼロ)、777がゼロ(ゼロ)、787がゼロ(ゼロ)だった。 747はいずれも747-8F貨物機で、アトラスエアー(GTI/5Y)などを傘下に持つアトラス・エア・ワールドワイドが4機発注した(関連記事)。
Yusuke KOHASE