『ラブライブ!』でブレークの内田彩、今どきの人気声優のライブとは?
大ヒットアニメ『ラブライブ!』で南ことり役、『けものフレンズ』でかばん役などを演じる声優で歌手の内田彩(31)が、14・15日、千葉・幕張メッセイベントホールでワンマンライブ『AYA UCHIDA LIVE 2017 ICECREAM GIRL』を開いた。動員数は2日間で合計で約1万人。武道館をはじめ、大会場を満員にするほどの声優のライブは大盛況だ。アニメの役柄の枠を超え、アーティストとして躍進を続ける内田のステージをリポートする。
新しいことにも挑戦 凝った演出やダンサーとの初共演も
内田のファンはやはり男性が多いが、ライブ会場には女性グループや男女二人での来場者もちらほら。中には内田の髪型やファッションを意識した服をキュートに着こなす女性ファンの姿も見られた。 両日とも雨の降りしきる肌寒い日となったが、「うっちー」の掛け声とペンライト揺れる会場内は熱気に包まれていた。
午後5時をまわった頃、1曲目の「What you want!」が流れ、ステージに巨大なアイスクリームが出現。その中から内田が登場すると会場は割れんばかりの歓声に包まれた。 キャッチ―なメロディーに恋する女子の心をかわいい声で歌っていたかと思ったら、力強いロックナンバーも披露し、幅広い表現力を見せつける。曲間のMCではアドリブ的なトークで会場を沸かせた。 声優でもあり、歌手でもある内田のハイブリッドな魅力が感じられるところだ。
今回のライブは「新しいことに挑戦するのがテーマ」とも語り、アイスクリーム屋さんのある街並みの再現やバックモニターやレーザー光線などを駆使した舞台演出にもこだわり、初となる女性ダンサーとの共演も果たした。ステージを縦横無尽に動きまわり、9月に発売されたアルバム「ICECREAM GIRL」の楽曲を中心にメドレーも含む32曲を歌い上げた。 ライブで盛り上がることを意識して作られたという楽曲は期待を裏切ることなくバラエティーに富み、ファンらは最初から最後まで総立ちでペンライトを振り続けた。 昨年、喉の手術をしてから初めての大会場でのライブだったというが、元気に最後までつやつやの歌声を聴かせてくれた。 (10月14日鑑賞)