【MotoGP】満身創痍のポル・エスパルガロ、オランダGP欠場が決定。ドイツでの負傷が回復せず
ホンダは6月25日(土)に、ファクトリーチームのポル・エスパルガロが第11戦オランダGPの2日目以降を欠場すると発表した。 【動画】ウェイン・レイニー、YZR500を再びライディング! エスパルガロは前戦ドイツGPの初日フリー走行中に激しく転倒。その際肋骨を痛めてしまっており、レースもリタイアを強いられていた。 その影響は連戦のオランダGPでも続いており、初日は総合19番手タイムと苦戦。2日目以降の走行を続けられるかはわからないと話していた。 そして一晩治療を受けたエスパルガロだったが、症状には大きな改善が見られず、オランダGPは欠場するという判断が下された。ホンダは、サマーブレイク明けのイギリスGPでの復帰を期待している。 チームの声明は以下の通りだ。 「レプソル・ホンダ・チームのポル・エスパルガロはMotoGPドイツGPでの負傷により、第11戦オランダGPの残る日程には参加しない」 「ポル・エスパルガロは、ドイツGPのフリー走行1回目で転倒して以来、MotoGP世界選手権第11戦に参戦できるよう、最大限の努力をしてきた」 「(オランダGP)金曜日のフリー走行2回目の後も、エスパルガロは強い痛みと不快感を抱えていた」 「その結果、彼はMotoGPマシンで走ることができないと感じており、アッセンのレースを欠場することをレプソル・ホンダ・チームとともに選択した」 「レプソル・ホンダ・チームは、サマーブレイク後に体調が完全に回復したポル・エスパルガロと、シルバーストンで会うことを楽しみにしている」 「ステファン・ブラドルは、引き続きレプソル・ホンダ・チームからオランダGPに参戦する予定だ」 エスパルガロは、肋骨周辺の筋肉の損傷により、背中にも深刻な問題を抱えていると説明した。また前戦ドイツGPの翌月曜日には、痛みの激しさから、ベッドから身体を起こすことさえ困難だったと明かしている。 苦しいレースが続いているホンダ陣営。マルク・マルケスが手術のため離脱しブラドルが代役を務めている中で、もうひとりのレギュラーライダーも欠く事態となってしまった。
Lewis Duncan