Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

フォルクスワーゲンとフォードが提携を強化 電動化などで協業

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
carview!

独フォルクスワーゲンは5月28日、同社の監査役会が米フォード・モーターとの協業に関する契約の署名に、ゴーサインを出したと発表した。 【拡大写真を見る】 今回、承認されたのは昨年アナウンスされていた、この二大グループに関する連携の大枠。実際の車両開発分野における協力体制は両者の合意に基づき近々明らかになる見込みだが、電動化と商用車分野におけるプロジェクトが第一歩となる模様だ。詳細についてはまだ詰める余地があるものの、具体的には以下のプランが想定されているという。 (1)フォルクスワーゲンのEV専用プラットフォーム「MEB」をフォードが欧州で販売するEVに採用すること。 (2)フォードが開発したミドルサイズピックアップをフォルクスワーゲンの商用車部門が複数のマーケットで販売すること。 (3)商用車部門で、フォルクスワーゲンが都市向けデリバリーバンを開発する一方、フォードは積載量1トンのセグメントで新型車を開発すること。 このほか、自動運転のプラットフォーマーカンパニー「Argo・AI」に対する投資についても追って発表があるとのことだから、独米の巨人同士によるタッグは製品開発でのシナジーにとどまらず、多方面へ影響を与えることになりそう。現状、株式の持ち合いまでは想定していないとのことだが、この大規模アライアンスの成立で両社はかなりの年間開発コストを削減できる見通しだ。 昨年、全世界で過去最高の1,097万台を売り、販売台数トップの座を誇るフォルクスワーゲングループだが、北米では前年比微減の95万台という実績にとどまった。一方のフォード・モーターはグローバル販売こそ前年比10%減の539万台と奮わなかったものの、お膝元の米国では277万台を売るなどいまだ強みを持つ。こうした点から、両者の協業には相互補完の狙いもありそうだ。 新型コロナウイルスの影響でマーケットが縮小し、メーカーの合従連衡は今後も必至だが、こうした連携が魅力的なモデルの登場につながることを期待したい。

株式会社カービュー

【関連記事】