プエルトリコの悲劇…ブルーザー・ブロディ死す【週刊プロレス】
1988年7月16日午後7時30分(現地時間)、プエルトリコのバイヤモン、フォアン・ラモン・ルブリエル球場のドレッシングルームで、ブルーザー・ブロディがホセ・ゴンザレスにナイフで腹部2回、胸部1回刺され、セントラル・メディカルセンターに搬送。翌17日午前5時、手術中に出血多量で死亡した。享年42。 【超貴重写真】初来日時のブルーザー・ブロディ
ゴンザレスは現役レスラーで、ジ・インベーダー1号として来日経験がある。ブロディが出場した大会のマッチメーカーでもあった。 ゴンザレスは18日に逮捕(のちに無罪となる)。21日に葬儀がしめやかにおこなわれ、大会を主催したキャピタル・スポーツ・プロモーションのカルロス・コロン社長夫妻、ビクター・ジョビカ同副社長、ケンドー・ナガサキらが参列する中で遺体は荼毘に付された。 日本では18日正午過ぎ、全日本プロレスがファックスでブロディの死を発表。8月29日に日本武道館で追悼大会「ブロディ・メモリアル」を開催。親友のスタン・ハンセンがジェフリー君を気遣うシーンが涙を誘った。 レスラーが同じレスラーに刺殺されるという前代未聞の悲劇。プロレス界に与えたショックはあまりにも大きかった。
週刊プロレス編集部