大阪維新の会所属の大阪府松原市の田中厚志市議が今年3月、体調不良を理由に予算案採決があった本会議を欠席し、妻と沖縄に旅行したことがわかった件で、大阪維新の会の松井一郎代表は11日に行われた定例会見で「まず彼に期待していただいた松原市民のみなさんに申し訳ないと思うし、お詫びを申し上げたい。申し訳なく思います」と述べた。 【中継録画】大阪市・松井市長が午後2時から定例会見（2019年9月11日）

[写真]報道陣の質問に答える大阪維新の会の松井一郎代表＝11日午後、大阪市役所で

　議会事務局などによると、本会議が行われた3月26日午前、田中市議の妻から「体調が悪く本会議を欠席したい」と嘘の連絡を入れ欠席。田中市議は妻と同日午後4時ごろに沖縄へ出発し、3日間滞在したとされる。匿名の文書が寄せられたのをきっかけに維新市議が確認し、田中市議はその事実を認めたという。田中市議はすでに大阪維新の会に離党届を提出。今後は無所属で活動するとしている。 　この件について、大阪維新の会の松井一郎代表は「問題外の行動なので処分は当然ですけど、まず恥ということ。モラルというものがあるんだから。人生、政治家だけではないし、まずは今回のことを受けて辞職してやり直すべきだと。政治家としてやっちゃいけないことをやったわけだから」と話していた。