【下関ボート・SGチャレンジカップ】SG3冠・坪井康晴 7度目のGP出場権ゲットへ「手応えかなりあります」
下関ボートの「SG第27回チャレンジカップ」は24日、第12Rで優勝戦が争われ、SGグランプリ(住之江)出場権を懸けたバトルも決着のときを迎える。 ◇ 史上まれにみる下克上へ挑む。予選2位通過の坪井康晴(47、静岡)は準優10Rを逃げ快勝。昨年6月の徳山グランドチャンピオン(3着)以来、通算18度目のSG優出に成功した。 「おもしろいですよね、本当に。こんなことは今までにないんじゃないですか」 今大会は石野貴之の直前での欠場により、予備1位から繰り上がりの出場で選考順位は最下位で大会前の賞金ランクは47位。予選では1枠もなかったが、そんな逆境をはね返すオール3連対の快走でグランプリ出場へ優勝しかない大勝負を勝ち上がってきた。その好成績が示す通り「最近のGⅠやSGの中でも手応えは〝かなり〟あります」と仕上がりも抜群だ。 優勝戦は2号艇で、1号艇にはSG初優勝でのGP初出場の大仕事に挑む弟子の河合が陣取る。 「ガチンコで戦って(河合)佑樹が勝ってもうれしいし、僕が勝っても普通にうれしい。ここまできたら、欲を出していきたいなと思います」 SG3冠の静岡の名手が真っ向勝負を挑み、2008年浜名湖以来の大会2V&8年ぶり7度目のGP出場を決める。(小出大輔)