2025年から香港の大学入試に韓国語が追加へ
香港の大学入学試験に2025年から韓国語が第2外国語選択科目に含まれることになった。 韓国国立国際教育院と香港審査評価局(HKEAA)は韓国語能力試験(TOPIK)を香港の大学入学統一試験(HKDSE)の韓国語科目の成績に利用するための了解覚書を締結すると教育部と在香港大韓民国総領事館が22日、明らかにした。 TOPIKは韓国語を母国語としない在外同胞や外国人の韓国語使用能力を評価する試験だ。1997年に初めて実施され、2011年からは教育部傘下機関である国立国際教育院が試験の実施を主管している。 昨年計75カ国で33万16人が受験し、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)流行前の2019年には受験者規模が83カ国37万5871人が受験した。香港では昨年2750人が受験し、この内15~18歳の未成年者受験生は150人と集計された。 韓国語科目を大学入学試験に採択した国は現在日本、ベトナム、タイ、スリランカ、ウズベキスタン、フランス、オーストラリア、ニュージーランドなど8カ国があるが、TOPIKの成績を大学入学試験の成績に公式に使用するのは今回が初めてだ。 韓国語科目は香港の大学入学統一試験で第2外国語領域に該当する「カテゴリーC」に含まれて実施される予定だ。 教育部によると、フランス語・日本語・ドイツ語・スペイン語・ヒンディー語、パキスタンウルドゥ(Urdu)語などの科目がある。 国際教育院はHKDSEを主管する現地機関であるHKEAAに対し、韓国語科目を選んだ現地受験生が取得したTOPIKの成績のうち最高成績を提供する。TOPIKの成績は発表日から2年間有効だ。 在香港韓国総領事館は「香港政府は韓国・香港間の緊密な人的・物的交流、香港内の韓流拡散に伴う韓国語に対する関心を反映し、韓国語を大学入試科目に採択した」と説明した。 続いて「韓国語を学ぶ香港人が増えて韓国・香港間の交流がさらに拡大し、香港に進出した韓国企業の人材採用の幅が広くなるなど多様な肯定的効果が期待される」と付け加えた。