2022年春夏オートクチュールコレクションが開幕! スキャパレリの荘厳なショーの模様をお届け
2022年春夏オートクチュールコレクションがパリで開幕! パンデミックは今もデザイナーたちを混乱させており、デジタル優先でプレゼンテーションを行うブランドも多いなか、今週のパリではゲストを入れたショーが以前より多く開催され、エディターやインフルエンサーたちがフロントロウに姿を見せている。 【写真】演出が奇抜で面白い!今なお色あせない、衝撃的なファッションショーBEST10 まずは、1月24日(現地時間)に発表されたスキャパレリのショーの模様をお届け!
スキャパレリ(Schiaparelli)
アーティスティック・ディレクターのダニエル・ローズベリーは、昨年からセレブのレッドカーペットスタイルで着実に人気を博しているスキャパレリの最新クチュールコレクションを発表。“An Age of Discipline”と題された今回のコレクションは、パンデミック以降初めてのフィジカルなショーとなった。 ローズベリーにとって、この激動の数年を経て“本当に意味のあるデザインとは何か”を探求する機会となった特別なショーといえるだろう。 「このコレクションをデザインして、僕はより多くのことに気づかされた。服が大好きだからデザインするデザイナーがいる。手仕事を愛しているから、人間を愛しているから、服を作るデザイナーがいる。コンセプトとしてのファッションに、あるいはビジネスとしての魅力に恩を感じながら仕事をしているデザイナーがいる。
だが、僕は人に何かを感じさせるためにデザインしている。服と手仕事、ヘア、音楽、着る人がハーモニーを奏で、それらがみな、何かを伝えようとする時、私たちはなぜファッションが大好きなのか、僕はなぜファッションを愛するのかを思い出す。セレブリティのためではない。「いいね」をもらうためではない。いいレビューを書いてもらうためでもないんだ」 「僕はなぜファッションを愛するのか。それは、何かを伝えられた時、言葉では表現できないものを感じさせられるから。それだけ人を感動させるパワーがあるからだ」と、ローズベリーはショーノートで説明していた。
Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR UK