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20年路線価、岡山県内3年連続アップ 岡山市中心部で土地需要伸びる

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山陽新聞デジタル

 国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2020年分の路線価を公表した。全国約32万地点(標準宅地)の対前年の変動率は全国平均1・6%プラスとなり、5年連続で上昇した。再開発やインバウンド(訪日外国人客)の効果で、大都市圏の上昇基調が地方都市にも拡大した。ただ、新型コロナウイルスの影響で景気悪化が進めば反転する可能性もあり、注視が必要だ。  ◇  広島国税局が1日公表した岡山県内の路線価は、6032地点の平均変動率が前年比0・7%増となり、前年(0・2%増)に続いて3年連続でアップした。再開発やマンション建設が相次ぐ岡山市中心部で土地の需要が伸びた。1月1日時点が基準で、新型コロナウイルスの影響は反映されていない。  県内の最高路線価は岡山東税務署管内の「岡山市北区本町、市役所筋(東側)」。1平方メートル当たり148万円(前年比8・0%増)と7年連続で上昇し、39年連続でトップ。中国5県の税務署別では前年と同じ3位だった。  2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町地区の変動率は0・1%減。特例として初めて公表した前年(14・7%減)よりは落ち込みが緩やかになった。  県内13税務署別の最高路線価は、岡山西管内がイオンモール岡山に近い「岡山市北区下石井1丁目、市役所筋(西側)」の130万円。前年比8・3%増で7年続けて上がった。倉敷は「倉敷市阿知1丁目、倉敷駅前広場通り」が3・1%増の33万円で、6年連続の上昇。横ばいは西大寺、瀬戸、児島、玉島、津山、玉野、笠岡、久世の8署で、津山は26年連続の下落から転じた。高梁、新見の2署は下がった。  県内で路線価が上昇した地点は、岡山、倉敷、総社市、早島町などの計2132地点。全調査地点に占める上昇地点の割合は35・3%で、前年(29・6%)より5・7ポイントアップした。  県南の不動産鑑定士は「岡山市中心部では再開発事業やマンション、ホテル建設が活発で、全体を押し上げた。ただ、新型コロナの影響で上昇は緩やかになりそう」としている。

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