【特殊詐欺】上越市の女性が偽物の警察官から70万円だましとられる【新潟】
上越市に住む30代の女性が、偽物の警察官から70万円をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。 警察によりますと、12月27日午前9時45分ごろ、女性の携帯電話に茨城県警の警察官を名乗る人物から「あなたの名義の金融機関の口座が犯罪に利用されています。」などと電話がありました。 その後、連絡手段をメッセージアプリに指定し、ビデオ通話機能等で、「特殊詐欺グループをつかまえたところ、あなたの名義のキャッシュカードが見つかった。その口座は、特殊詐欺被害者から現金が振り込まれており、被害額は数千万円になった」などと言われたといいます。 さらに警察官が、身分証のようなものを提示したあと、「あなたは詐欺の共犯、資金洗浄の容疑者です」「このことを誰にも言ってはいけません」「あなたが犯罪に関与していないか、あなたの銀行口座を調査する必要があるので、持っている口座名、支店名、残高を教えてください」「70万円を振り込んでください」「関与がないと分かれば、全額返金されます」などと言われ、女性は、犯人の指定する個人名の口座に現金70万円を振り込みました。 電話がかかってきてから、お金を振り込むまでの間、ビデオ通話をつないでいたということですが、振り込み後に電話が切れたため、女性は家族に相談して、被害に気付き、警察に届け出たということです。 警察は、メッセージアプリを使用して、捜査のやりとりをすることはないとして、注意を呼び掛けています。