館山2団体に各50万円 夢まるふぁんど 地域文化活動支援に贈る(千葉県)
県内のパチンコ・パチスロ店でつくる県遊技業協同組合などが運営する社会貢献事業「夢まるふぁんど文化(国際)支援事業」で、館山市の波左間諏訪神社みのこ踊り保存会と近代海運記念碑保存事業実行委員会に、それぞれ50万円が贈呈された。16日に贈呈式があり、代表者に支援金と記念品の盾が手渡された。
夢まるふぁんどは、パチンコ店で遊技時に出るこぼれ玉などを積み立てた基金。県内で活動する各種団体を支援しようと、同協同組合、千葉テレビ、千葉日報、ベイエフエムで委員会を組織し、平成17年から続けられている。
▽福祉▽地域貢献▽文化(国際)――の3分野で支援を求める団体を公募。文化(国際)支援は、県内8団体が選ばれ、計292万円が贈られた。
波左間諏訪神社みのこ踊り保存会では、老朽化した和太鼓とオンドトリ衣装の新調、近代海運記念碑保存事業実行委員会では、小原謹一郎の顕彰碑を移転して保存する事業の費用に充てるという。
16日にはそれぞれ贈呈式が開かれ、波左間諏訪神社では、同協同組合の川合弘竜館山組合長らが、佐野正一会長らに支援金と盾を手渡した。
受け取った佐野会長は、「伝統文化の維持とどう向き合うか、今年保存会が立ち上がった。支援は大変な励みになります」と感謝を述べていた。
房日新聞