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沖縄のバスやモノレール 3密回避「限界がある」 公共交通ゆえに「乗車拒否できない」

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沖縄タイムス

[新しい社会のカタチ 沖縄の今 withコロナ]  新型コロナウイルス感染症対策のための県をまたぐ移動自粛や休業要請が解除され、学校も再開したことで、公共交通の利用者数が戻りつつある。バスやモノレールは3密回避に努めるが、「限界がある」との声も漏れる。県民の足の今を探った。(社会部・光墨祥吾、西里大輝)  「テレワークや時差出勤を積極的に」「混雑した車内は感染を拡大させるリスクが高い」-。沖縄都市モノレール(ゆいレール)の駅構内では、マスクの着用や混雑を避けるためのアナウンスが流れる。英語、中国語、韓国語でも呼び掛けている。  同社のホームページでは、平日の朝と夕のラッシュ時間帯で、どの区間がどの程度の混み具合なのかを色分けして掲載。「隣のお客さまと触れ合う」「肩が触れ合わずに立つことができる」など5段階で示し、人と人との接触をより減らすための取り組みが進む。  一方、悩みもある。同社の仲本博政総務部長は「3密対策を厳密に取り組めば、乗車制限が必要になってしまい、混乱が生じる恐れがある」と頭を抱える。  バス業界も同様だ。琉球バス交通などは、運転席の後部座席はドライバーとの距離が近くなるため、着席を禁止する。一方、新型コロナ対策について、乗客向けの張り紙を車内に掲示しているが、具体的な3密対策には触れられていない。  同社人事課の西里憲仁課長代理は「限られた空間にお客さまが次々と乗車してくれば、完全に密を回避するのは困難」と打ち明け、「公共交通機関であるため、もちろん乗車拒否もできない。対策は手探り」と苦悩をにじませた。

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