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ハッカ油スプレー人気沸騰 マスクに清涼感 北海道・北見の会社、ネット販売15倍

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毎日新聞

 かつて世界の7割の生産量を誇ったハッカのまち、北海道北見市で販売される特産品のハッカ油スプレーの人気が沸騰している。新型コロナウイルス感染対策でマスク着用が日常化する中、気温が上昇してもハッカ油で冷涼感が得られるとの評判が広まったためで、同市卸町の「北見ハッカ通商」(永田裕一社長)では、自社のインターネット通販が5月は昨年の15倍。生産が追いつかず、6月は品切れになっており、品薄がしばらく続くという。【本多竹志】 【暑い日のマスク 注意点は?】  北見市は昭和初期のピーク時には2万1000ヘクタールが作付けされ、ハッカ油の生産量も780トンと世界一の産地となり、合成ハッカが台頭した1960年代まで主産地だった。  同社は、ホクレンのハッカ工場が閉鎖された翌84年に創業。北見ハッカの歴史を残そうとハッカ製品の製造販売を続ける。和種ハッカの精油を使うハッカ油スプレーは、85年から販売する主力商品。しかし、新型コロナウイルス感染拡大で全国の物産展が相次いで中止。収益が大きく落ち込んでいた。回復の見通しが立たない窮地をハッカ油スプレー人気が救った形に。  従来は花粉症でマスクが手放せない人向けや虫よけ、土産品での需要が目立ったが、同社地域連携室の井家春一さんは「利用層が広がったことは歓迎したい。新型コロナによる収益減までは埋められないと思うが、認知度が高まって今後につながる」と喜び、「今は大口の注文をさばくのにフル稼働。容器の製造も追いつかない。ネット販売の欠品状態は8~9月までは続きそう」と話す。  また、北見市に隣接する美幌町で和種ハッカ油のスプレーを販売する「ペパーミント商会」の横山昌邦社長も「5月に入って注文が急伸した。ネット販売は個数制限などをしたが、それでも欠品になった」と話した。

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