【ノア】越中詩郎が小林邦昭さんにささげる〝平成維震軍〟再結成「俺たちは色あせない。見てろって!」
侍戦士・越中詩郎(66)が、方舟マットで再結成される「平成維震軍」を9日に死去した〝虎ハンター〟小林邦昭さん(享年68)にささげる。 【写真】多くのファンに衝撃を与えた小林邦昭と斎藤彰俊の〝凄惨マッチ〟 11月で現役生活にピリオドを打つ齋藤彰俊の引退ロードとなる10月14日のノア後楽園ホール大会で維震軍の復活が決定。越中、齊藤、AKIRAのトリオで、潮崎豪&モハメドヨネ&小峠篤司と対戦する。 引退する後輩との維震軍結成に向け、越中は「齋藤は一生懸命、維震軍でやってくれたからね。恩返ししたいなというのがあって、今回引き受けた。維震軍がこれだけやれたっていうのは齊藤の力が大きかったと思う。ケジメをつけるということで、最後にこういう形で組めるのはうれしいよ」と語った。 1992年に維震軍の前身である反選手会同盟が結成され、当時若頭の齋藤が「覇」の文字が描かれた大旗を振りかざすシーンが印象的だった。越中は「あのでかいのを片手でブンブン振ってくれたからね。感謝しかない。あの旗は(ザ・グレート)カブキさんが持っていたんだけど、『どこかにいっちゃったよ』と言ってた…。とにかく、やれることは全部やりたい。齋藤には、これからの長い人生も頑張ってもらいたいというエールを込めた試合になる」 越中のデビュー45周年イヤーだった今年、維震軍メンバーは転換期を迎えた。齋藤は引退し、先日は小林さんがこの世を去った。「いろいろなことが重なって…不思議な感じがするよね」としみじみ話した越中は、「(99年に)解散して何年もたってるのにこうして呼んでもらえるのは、維震軍で一人ひとりが頑張ってくれた証しだと思う。小林さんにも、維震軍がまだまだ頑張ってるぞっていう姿を届けたいね」と決意を込めた。 「俺たちは何年たっても色あせないから。やってやるから見てろって!」。伝説のユニットがプロレス&格闘技の〝聖地〟に降臨する。
小坂健一郎