【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】3場所連続落車の平原康多は「欠場で終わりたくない」と意地の白星
<23日・小倉競輪・5日目> 【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】 落車続きの平原康多が、意地の走りを見せた。5日目9R、宿口陽一マークで出走。ただし赤板で小原佑太と踏み合いになった宿口と呼吸が合わずに連結を外した。それでも単騎の松本貴治の上昇に切り替えると、4角で内を突いて1着。前日の落車の不安を一掃した。 弥彦GⅠ寬仁親王牌、京王閣記念と落車で途中欠場。4日目の落車で勝ち上がりを逃したにもかかわらず、5日目の敗者戦を走った。「このところ途中欠場が続いていたので、今回は意地で走っている部分はある」と続戦を説明。「走ってよかった」と報道陣に笑顔も見せた。 今年は10年連続で守ってきたSSから陥落してS1で走ったが、見事に5月ダービーで復帰を確定させた。まだ成し遂げていないGP制覇へ、連勝で弾みをつける。 ▼10R(平原康多) 森田優弥が先頭の関東3車の番手。最後も力を振り絞る。2―138―1389、2―8―6。 ▼12R(荒井崇博) 松浦悠士後位からすべてを懸けて追い込む。デビューから25年7カ月、ようやく初タイトルへ。3―12―125789。