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鳥栖選手が発熱か…FC東京・長谷川監督が会見で悲痛な訴え「今後は考えてもらいたい」

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ゲキサカ

[8.1 J1第8節 FC東京2-3鳥栖 味スタ]  FC東京の長谷川健太監督は試合後、対戦相手のサガン鳥栖側から試合直前に「選手が熱発した」という報告があったことを明かした。当該選手はメンバー入りしなかったとのことだが、指揮官は「安心が担保できない中で試合をやらせるというのは今後は考えてもらいたい」と訴えた。  長谷川監督は試合後のオンライン取材の冒頭で「選手たちを庇うのであれば、負けた言い訳にはならないが……」と前置きした上で、「当日午後になって鳥栖の選手が熱発したという話を聞いて、PCR、抗原検査を受けたいとクラブに連絡が来た。その選手はメンバー入りしなかったが、濃厚接触者がいるかいないかわからない状態でやらせたくなかった」と切り出した。  指揮官は試合前、選手たちに「不安があるならやらなくていい。やれるという選手だけメンバーに入れる」と問いかけたという。現状、鳥栖の選手が陽性かどうか明らかになっていないが、もし感染していた場合は試合出場選手と濃厚接触している懸念もある。7月26日の前節広島対名古屋戦ではキックオフ前日に名古屋の選手の感染が判明し、濃厚接触者の特定が間に合わなかったため、試合が中止に至ったという類似の前例もあった。  それでも社長を通じてJリーグ側に連絡したが中止決定はなされず、試合は予定どおりにキックオフされた。FC東京の選手たちから出場回避の申し出はなく、「選手全員がホームで、サポーターの前で戦う姿勢を見せるということでピッチに立ってくれた」と長谷川監督。それだけに指揮官は「すべての言い訳にはなるとは思わないが、前半いい形でファイトできなかったのは心理的な要因があるんじゃないか」と敗戦への影響を語った。 「万が一ということもあるので、選手の生活と健康を預かっている監督としては強引にやらせるというのは苦しい選択があった。同点には追いつけなかったが、選手はよく頑張ってくれた。監督という立場で言うのは違うかもしれないが、これだけはわかってもらいたかった」。  複雑な心境を語った長谷川監督は「濃厚接触者の特定はされなかったとのことだが、昨日夜に熱を出した選手がいる中で、遠征に同行したことになれば……。PCR検査を全員でやって、陰性が出ていたのであれば安心してプレーできる。安心が担保できない中で試合をやらせるというのは今後は考えてもらいたい」とJリーグ側にも要求した。  取材対応を行ったDF渡辺剛は試合直前のアクシデントについて「試合前にそういった話を聞いて、試合に臨むぶんには戦える選手で行ったのでそこは問題なかった。結果とかパフォーマンスには影響していない」と説明。「相手の特長がうまく出た試合で、自分たちにとってはよくない試合になった」と悔しさを噛み締めた。  同日には、JFA夢フィールドで行われる予定だったU-19日本代表候補合宿の参加者を対象としたPCR検査で選手1人の陽性が判明し、合宿が急遽中止となっていた。日本中で新型コロナウイルスの感染者が急増し、第二波による脅威が高まっている中、サッカー界にも大きな衝撃が走っている。

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