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「空白の7時間」に何が…凶器と動機、いまだ不明 熊本女性遺棄1週間

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西日本新聞

聞き込みで容疑者特定

 熊本大の研究員の女性(35)が首を絞められ殺害された事件で、熊本県警が120人態勢の捜査本部を設置して15日で1週間。県警は13日未明、女性が暮らすマンションの元清掃員熊谷和洋容疑者(67)を死体遺棄容疑で逮捕したが、動機など不明点も多い。犯行が行われたとみられるのは、台風10号が迫る6日午後5時から深夜まで。「空白の7時間」に何があったのか-。 【写真】殺害現場も不明…遺体が発見された現場を調べる捜査員=8日午後、熊本市中央区  県警は15日、「容疑者は殺害を認める供述をしている」と発表した。殺人容疑での再逮捕に踏み切る前の公表は異例。捜査関係者は「単独犯とみており、市民に安心してもらうため」と理由を説明する。容疑者は「遺体を捨てた」と、逮捕容疑を認めているという。  女性の遺体は7日午前8時半、熊本市の路地の側溝で見つかった。繁華街から約400メートルの距離。夜は暗く、人通りが少ない都市部の死角のような場所だ。  司法解剖や証言から、県警が考える犯行時間帯は6日午後5時から深夜。台風接近で出歩く人が少なく目撃情報が乏しい中、容疑者を浮かび上がらせたのは女性周辺の聞き込みだった。  近所付き合いがあまりない熊谷容疑者と、4月に熊本大に着任したばかりの女性の関係は、マンションの元清掃員と住人。捜査関係者によると「何度も顔を合わせていた」というが、親しく交際していたとの情報はない。容疑者は女性の連絡先を知っており、捜査員は「何らかのアポ(約束)を取っていた」とみる。連絡先を知っていた事情は不明だ。  犯行の経緯や動機もぼやけたままだ。女性のリュックは遺棄現場に近い熊本大病院の立体駐車場で見つかり、容疑者は「捨てた」と供述。中には現金入りの財布が残されており、金銭目的を否定する材料とも言えるが、金額は明らかになっていない。  殺害方法も判然としない。死因は首を絞められたことによる窒息にもかかわらず、女性の首には抵抗する際にできるひっかき傷がなく、爪から第三者の皮膚片なども見つかっていない。

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