ほっき丼食べに来て! 青森・三沢市の22店が工夫凝らしたメニュー 3日から販売
青森県三沢市沖で採れる冬の味覚・ホッキガイの漁が12月2日に解禁されるのを前に「三沢ほっき丼」をPRする決起集会が28日、市役所で行われた。「地元の名物料理をどんどん食べに来てもらおう」。提供店などの関係者が一堂に集い「頑張ろう」と気勢を上げた。 三沢産のホッキガイは肉厚で独特な甘みがあり、ミネラルも豊富。2023年度は前年度比3割増となる約1万5700食を売り上げた。24年度も22店舗が雑炊やお茶漬け風に仕上げたり、さまざまな味が一度に楽しめるよう三色丼にしたりするなど、工夫を凝らしたメニューを3日から来年3月末まで販売していく。また昨年に続きご当地唐揚げ「空自空上(からあ)げ」との特別コラボレーション企画も行われ、該当する飲食店で購入時にもらえるシールを集めれば、抽選で記念品が当たる仕組みとなっている。 飲食業者や漁業者は燃料費の高騰などに頭を抱えているだけに、ご当地グルメによる地域経済の活性化策に期待を寄せる。キムチ味の「ホッキムチ丼」を出すベジキッチンまいまいの佐々木和枝さん(57)は「漁場から近く、うまみあふれる三沢のホッキガイを存分に味わってほしい」とアピール。空自空上げで有名な居酒屋「だい天」の松橋秀典(ひでのり)さん(67)も集会に参加し「空上げで、三沢をもっともっと盛り上げたい」と意気込んだ。 参加店などの問い合わせは市観光物産課(電話0176-53-5111、内線522-523)へ。