（ブルームバーグ）： 米シティグループは、ドイツ銀行がメキシコで展開する銀行事業の買収を検討していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。シティは同国のリテールバンキングから撤退する一方で、新たな現地部門を立ち上げる計画だという。

関係者によると、ドイツ銀のメキシコ事業を巡る協議は初期の段階にあり、合意に至らない可能性もある。事業売却には規制当局の承認が必要。関係者は非公開情報だとして匿名を条件に話した。

シティの広報担当者は電子メールで、メキシコは「米国外の法人向け市場として上位にとどまる」とし、「メキシコの銀行免許を有する事業の運営を、われわれの法人顧客グループとプライベートバンキングのフランチャイズを通じて続ける考えだ」と説明した。

ドイツ銀行の担当者はコメントを控えた。

ドイツ銀との案件がまとまれば、シティは大企業や富裕層顧客に対するサービス提供が続けやすくなると関係者は語った。

原題：

Citi Said to Be in Talks to Buy Deutsche Bank Mexico for License（抜粋）

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