呉羽梨3名称 商標登録 前富山市長の森さん、ブランド化後押し
富山市吉作で呉羽梨を栽培する前富山市長の森雅志さん(69)が考案した梨の名称が、特許庁に商標登録された。主力品種「幸水」向けに使う「幸せの梨 幸水」など3件で、森さんは「地元の生産農家に自由に使ってもらい、売り上げのアップとブランド化を後押ししたい」と話している。 登録された商標は「幸せの梨 幸水」のほか、梨などを英語で表記した「The Happy Pears」と、ひょうなどの被害で実にできたくぼみをえくぼに見立てた「えくぼなし」。いずれも森さんが考え、昨年6~7月に特許庁に出願。今年3月までに3件が全て登録された。 森さんは昨年4月に市長を退任し、梨栽培を本格的に始めた。「天候への対応を含め、作業は想像以上に難しいと実感した。近所の農家にも助けてもらった」と振り返る。今シーズンは品質向上と収穫量拡大が目標で、「きれいで大きな梨をたくさん育てたい」と語った。