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営業自粛続く 高岡のバー店主 自慢の歌で活路を開く/富山

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チューリップテレビ

 営業自粛が続くなか、なんとかこの苦難を乗り越えようと闘う高岡市のバーを取材しました。  木曜日の夜7時。  高岡市末広町の「バー正太郎」は依然休業中。  店主・中野正一さんです。  「たかまちも真っ暗ですから、本当にもうゴーストタウンみたい。夜外でたら全然ついていない明かりが、こんなの商売してから初めての光景ですから」(中野正一さん)  今月15日、県は休養要請を一部緩和し83の施設について営業再開を認めましたが、感染リスクが高いとされるバーなどの施設については、休業要請が継続されました。  その後も、県が緩和条件として設定した指標をクリアしているもののバーの営業再開については、まだ見通しがたっていません。  「本当はちゃんとネクタイしてバーテンダーの格好してね。まあそうできる日が早く来て欲しい」(中野正一さん)  1984年にオープンしたバー正太郎。  15年ほど前に趣味のギターで音楽を楽しめるバーにしようと月に2回ミュージシャンを集めた音楽ライブを開催してきました。  ところが、新型コロナウイルスの感染の拡大でライブも次々と中止になり4月に入ってからは客足が途絶えたといいます。  「4月1日に入ってから突然お客さんもバっといなくなって、すぐにはお客さんも戻ってこないと思いますけど」(中野正一さん)  この危機を打開するため手にしたのが趣味で続けてきたギター。  「約束するよ―あの日常。必ず戻ってくるよー。約束するよ。あの平和。必ず戻ってくるよー」(中野正一さん歌)  新型コロナに立ち向かいたいと思う自身の思いを曲に託しました。  店の運営資金を集めるため曲を制作。  オリジナルの曲をアルバムにして販売を始めました。  歌う様子をフェイスブックやユーチューブに投稿するとこんな反響が…。  「元気が出た」「私も頑張ります」  「何かせんなんと思ったんじゃないかな。この苦難を何とか。だからCD出してみんなに協力して買ってもらうというか、それでもいくらかでも、いただいたらある程度生きていける」(中野正一さん)  県の緩和レベルがもう1段階進めば営業再開できる見通しで、中野さんは、席の間隔をあけたり、消毒を徹底するなどしてその日に備えているといいます。  「なんでもしなきゃいけないなと、気がついたら。もう待ってたらだめなので、やっぱり先に先にというか。そうするとまたほっとするしね」(中野正一さん)  出口まであと少し…この苦難を大好きな歌で乗り越えようとしています。  「のんびり行きましょう。ゆっくり行きましょう。どこまで行くのか分からない。私のこの道をー」  「僕は僕なりのやり方で、このコロナを潜り抜けて生きたいと思っています」「(恩返しは)店開くことであり、またライブを開くことですね。ライブはなかなか公にはまだまだ出来ないと思いますけど、それがお返しかなと。要するに店を続けることがお返しかな」(中野正一さん)  日常が戻ることを信じて中野さんは歌い続けます。

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