屋根付きガレージなんて夢のまた夢……でも大丈夫! 洗車の達人が伝える「長年の露天駐車」でもクルマをヤレさせない方法
青空駐車でもボディを綺麗に保てるぞ!
クルマ好きなら、大枚をはたいて手に入れたクルマをいつまでも美しく保ちたいと願うものではないか。筆者もそうである。 【画像】洗車道具を販売しているソフト99コーポレーションの自動販売機「洗車365」の画像などを見る クルマの保管場所としては、露天と屋根付きがあり、理想は屋根付き、というより完全に外界から遮断された、雨風、鉄工所や鉄道線路から飛散する鉄粉、黄砂などの影響を受けない屋内ガレージ、地下駐車場になる。しかし、そんな恵まれたクルマの保管場所を持っているユーザーはごく一部のはずだ。 実際、もう何十年もクルマを所有している筆者も、初めての愛車から現在に至るまで、ほぼ露天駐車である。マンションの1階の屋内駐車場に停められたのは、たった2年間にすぎない。 が、筆者は比較的1台のクルマを長く乗るのだが、なんと12年乗った2002年式ホンダ・オデッセイV6アブソルート、7年近く乗った2014年型VWゴルフヴァリアントを買い取り、下取りに出した際、ピッカピカでキズも少ないボディコンディションのよさに査定士を驚かせたものだ(だから想像以上の高値がついた)。繰り返すが、ボディカバーなど付けない露天駐車でも、である。 振り返れば、新築マンション1階の拭き抜けの屋内駐車場に当時乗っていたブラックとシルバーのマンハッタンカラーのフェアレディ280Zを停めていたときには、確かに雨風は防げたのだが、コンクリートに囲まれているため、風の強い日にコンクリートの粉塵がボディに堆積したのを覚えている。それこそ、雨風よりもやっかいな被害といっていい。そのままボディに触れば、コンクリートの粉塵がヤスリのように塗装、ガラス、樹脂、ゴムパーツを痛めてしまうのである(あくまで新築の場合かも知れないが)。つまり、屋根付き、というか、屋内駐車でも、外界からの被害が避けられないこともある、ということだ。 では、これまで露天駐車ばかりしていた筆者の愛車のボディが、どうして査定士がおどろくほどのコンディションを保てたのか? その理由の最大のポイントが、新車時のガラスコーティングの施工とその後のメンテナンスだと思っている。2014年型VWゴルフヴァリアントの場合は、新車時に自身でガラスコーティングをボンネット内、ホイールにまで施し、のちにキーパーのEXコーディングを行い、現在の愛車も、納車時にガラスコーティングを施工している。費用はかかるが、露天、屋根付き駐車場を問わず、愛車のボディを美しく保つためにボディコーティングは必須だと考える。