大阪府・吉村知事が定例会見7月14日(全文5完)サークル活動や飲み会で広がりやすい
20代、30代が増えると全体的にも増えてくる
やっぱり起きやすい現場としてあるのは、大学におけるサークル活動であったり、あるいは飲み会、それから運動部、そういったところで広がりやすい、そういう事例というのがやはりあります。それから若い世代で、大学生じゃなくても会社員等、若い世代でも会社同士で飲みにいったりだとか、そういったところで感染が広がって、そしてその後、会社の事業所内部で増えてくると、そういった事例もやっぱり見受けられます。 行動範囲が広いところで増えているというのは、やはり明らかだと。数字上明らかなので。で、先ほど申し上げたとおり、いろんなエピソードを見ても、やはり飲み会の場面、それからマスクをしないで大騒ぎをしたり、運動したりするような場面、そういったところで非常に増えてきています。 20代、30代の方で増えると、これは全体でまた増えてくる。全体で増えてくると、どうしても社会経済活動、社会活動も抑制しなければならないようなことにもなっていきます。大事な方の知り合いの方であったり、身近な方であったり、まだワクチンが広く行き届いていませんので、命に関わるということもあると。若い方も当然、前回申し上げましたけど、後遺症が残る人も非常に多いです。 ぜひ感染対策の徹底、特に20代、30代の方を中心に徹底をお願いしたいと思います。今は感染拡大の速度をなんとか抑えていくことが重要だろうと思っています。おそらくこの第5波っていうのは僕は避けられないと思っています。デルタ株に置き換わるときに波ができると。その波の高さをいかに抑えていくのかということが非常に重要で、今も夏休みに入りましたし、ぜひお1人お1人の若い皆さんの感染対策行動、これをぜひお願いしたいと思います。もうお願いするしかないですね。 だってもう法律も結局は個人に対する私権制限はしないという前提の法律でずっと来ているわけですから。何か、本当にお願いベースでここまで来ている。で、事業者の皆さんにちょっと大きな負担をお願いして、なんとかここまで来ているというので、本当これを、お願いを訴え続けるしかないというのがもう現状です。だから20代、30代の皆さんでは確実に広がってきているので、ぜひお1人お1人の感染対策の徹底、先ほど申し上げたようなエピソード事例が多く出ていますので、そういった感染リスクの高いところを避けていただきたいというふうに思います。 大阪日日新聞:ありがとうございました。 司会:すいません、この際、ちょっと質問を予定されている方は一度挙手願えますか。お1人でよろしいですかね。そしたら一番後ろの方。