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「アメリカズ・ゴッド・タレント」「Nizi Project」鈴木おさむ流オーディション番組論

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HOMINIS(ホミニス)

アメリカのオーディション番組「アメリカズ・ゴッド・タレント シーズン14」が日本初放送。「僕らの年代的にはオーディション番組といえば「夕やけニャンニャン」(フジテレビ系)でしたね」と笑う鈴木おさむさんが、日本のオーディション番組について語る。 【写真を見る】アメリカズ・ゴット・タレント シーズン14より 日本のオーディション番組は"物語性"が重要と話す鈴木さん。日本でも'70年代から「スター誕生!」(日本テレビ系)などが人気を博してきたが、鈴木さんは自身も一時期携わっていた「ASAYAN」(テレビ東京系)を例に挙げて、こう語る。 「誤解されている方が多いのですがモーニング娘。(以下、モー娘。) を輩出した『ASAYAN』は、元々平家みちよさんを売り出そうとしていました。その落選組がモー娘。です。日本人には敗者へ感情移入する国民性があり、それが乗っかったことでモー娘。は国民的アイドルに。こうした"物語性"が重要であり、日本のオーディション番組は大河ドラマに通じる感受性を内包しています」 しかし、そんなオーディション番組も'00年代には下火になってしまう。 「AKB48の登場によるものでしょう。AKBはオーディションをテレビではなく劇場で行いました。テレビと逆のベクトルですね。AKBが盛り上がったことは音楽業界では幸福でしたが、オーディション番組はテレビとのハマりが悪くなり、結果不遇の時代を迎えたのです。でもそれから10年。ついに1周した感があります。Nizi Projectの盛り上がりで一目瞭然ですし、韓国のオーディション番組の日本版から出た男性アイドルグループJO1もそう。ゴールデン帯で彼らが放送された回は視聴率3%ですが、これを積極視聴と見るとかなりの数の人が観たと推測されます。CDが30万枚売れているわけですからとても大きい3%なわけです。この流れは続くでしょう。ただ昔と違い今はYouTubeを始めさまざまなアウトプットがある。テレビに限らない、媒体がオールミックスしたオーディションブームが来るかもしれません」 ちなみに、海外と日本のオーディション番組の違いとは。 「『アメリカズ・ゴッド・タレント』は『M‒1グランプリ』(テレビ朝日系)に近い。参加者とクセのある審査員とのやり取り、これもショーとして視聴者は楽しんでいる。一夜にして突然大スターへの道が拓ける点でも共通点がありますね。...ところで、同番組にはゆりやんレトリィバァも参加し話題をさらいました。米では俳優や歌手よりコメディの方が日本人にはチャンスがあると聞きます。そんな中、ゆりやんの活躍は?オリンピックを応援するような気持ちで観るのも楽しそうですね」 すずき・おさむ ●'72年4月25日生まれ、千葉県出身。放送作家として多くの番組を手掛ける。 文=衣輪晋一

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