コマツの4―6月期は増収増益、北米など建機売上高好調
コマツが29日発表した2024年4―6月期連結決算(米国会計基準)は増収、全利益段階で増益となった。アジアと欧州で建設機械が減収となったものの、北米と中南米、オセアニアが伸び、全体を押し上げた。半導体産業向けエキシマレーザーなど産業機械部門の好調と為替の円安効果も寄与した。 【一覧表】コマツの決算詳細 建機の売上高は北米が同12・5%増の2615億円、中南米が同12・8%増の1657億円となったが、両地域とも為替の影響を除くと減収。堀越健専務執行役員最高財務責任者は「北米の代理店が買い控えしたほか、鉱山機械も期ずれの影響が出た」と説明した。またアジアは最大市場のインドネシアが不振で同10・8%減の980億円と低調だった。 25年3月期の連結業績予想は据え置いた。