全身泥だらけ、田んぼバレー熱戦 童心に返りボール追う 辰野町でフェス
水を張った休耕田で対戦する「どろん田バレーボールフェス」が21日、辰野町川島で開かれた。町内外の23チーム、約190人が出場。童心に返った大人らが全身を泥まみれにしながら熱戦を繰り広げた。 【写真】試合終了後、互いの健闘をたたえて泥を掛け合う参加者
チームは中学生以上の6~10人で編成。試合は5人制で、四つのリーグで予選を行い、各リーグの上位2チームが決勝トーナメントで争った。球を追いかけて果敢にダイブするメンバーには「ナイスガッツ」などと声援が飛んだ。試合後には健闘をたたえて、対戦相手同士で泥水をかけ合った。
松本大(松本市)1年の宮沢梨音(りお)さん(18)は、ゼミ仲間とメイド服に身を包んで出場。「泥に足を取られて難しかったけど、相手チームも盛り上げてくれたので楽しかった」と話していた。
イベントは地元有志が1997年に初開催。メンバーの高齢化で2018年に休止したが、地域を活気づける催しの復活を望む声もあり、町外の社会人や町地域おこし協力隊らが22年に再開した。