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国内最高齢ラッコ死ぬ のとじま水族館、推定25歳「ラスカ」

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北國新聞社

 のとじま臨海公園水族館(七尾市)は13日、国内最高齢の推定25歳だった雌のラッコ「ラスカ」が死んだと発表した。人間の100歳に相当する。同館で飼育されていた最後の1頭で、1999(平成11)年にラッコ館がオープンして以来の古株だった。これで石川県内にラッコはいなくなった。同日、同館に献花台が設けられ、来館者は21年間愛された人気者との別れを惜しんだ。

 同館によると、ラスカは昨年冬から食欲が徐々に低下し、今月7日以降は食事量が通常の半分以下となり、12日午前2時ごろに死んでいるのが確認された。死因は老衰とみられる。

 ラスカの正確な誕生日は分かっていないが、95年にアラスカで捕獲され、98年に金沢市の卯辰山にあった旧いしかわ動物園で展示、99年4月に同水族館に移された。

 ラスカを見守り続けた加藤雅文展示・海洋動物科長(49)によると、ラッコ館の開設時はラスカを含めて4頭のラッコがおり、ホタテなどの餌を食べる様子や水に浮かぶ姿を見ようと長い行列ができた。同館ではこれまでに14頭を飼育、2001年には最大6頭を展示していたが、14年2月以降はラスカのみだった。

 ラッコ館では27日まで、献花台のほか、ラスカの写真や年表を展示する。家族と訪れた内灘町大根布小3年の清水蓮斗君(9)は「浮かんでいる姿を楽しみにしていたので悲しい」と残念がった。加藤さんは「天国で家族や仲間と仲良く暮らしていると思う」と話した。

 ラッコは乱獲により、野生の個体数が減少し、ワシントン条約で国際取引が規制されている。ラッコブームだった90年代、全国28施設で100頭以上が飼われていたとされるが、現在は4施設の6頭のみとなった。

北國新聞社