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輝き戻る39歳 ソフトバンク和田、昨年から手帳に書き続けていること

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西日本スポーツ

 ◆日本ハム3-8ソフトバンク(4日、札幌ドーム)  福岡ソフトバンクのチーム最年長、和田毅投手(39)が健在ぶりを見せつけた。野手最年長38歳高谷との今季初バッテリーで6回まで無安打と好投。初回に今宮の本塁打などで先制した打線も小刻みに加点し、8回途中3失点の和田に昨年8月以来となる白星をもたらした。チームは2連勝。今季初のカード勝ち越しを決めた。 【写真特集】「福岡で一番かわいい女の子」も ノーバンに挑戦!美女たちの始球式  和田がマウンドに上がったときには、すでに3点の援護があった。同じ過ちは繰り返さない。「前回がすごくふがいなかった。初回に3点取ってもらって、ゼロで抑えようと気持ちを込めた」。6月27日の西武戦では1、2回で2点ずつ味方が取ってくれたが3回5失点で降板。38歳の高谷とバッテリーを組んだ39歳はその対策として、ストライク先行にこだわった。  イニング先頭は全員、対戦した全26打者のうちでも21人に初球をストライクゾーンに投げ込んだ。「いいリズムを生むし、うまく打ち取れた」。点差が開くほどその効果は増し、6回まではノーヒット投球の快投を見せた。  7回先頭の近藤に安打を許したが、この回も3人で料理。ここまで球数は79。実はこの時、左ふくらはぎがつりかけたが「なんとか中継ぎの負担を減らしたかった」と続投を志願した。2018年の春季キャンプ中に左肩を故障して以降、8回のマウンドに上がったのは初めてだった。  昨年から手帳に「左肩メモ」を書き込むことを習慣にしている。練習メニューに加え、その日の肩の状態を一言添える。「振り返ったときに、どうすれば上向くかが分かる」。ただ、そこにもまだ前例のない未知の領域で、先頭横尾から3連打で満塁としたところでマウンドを譲った。走者が全員生還し7回0/3で3失点。「結局、救援陣を4人も使ってしまった。反省です」。3年ぶりに開幕ローテ入りした左腕は、3度目の登板で白星を手にしながら悔しさをにじませた。  この試合に懸ける思いは強かった。イメージを湧かせるため、日本球界に復帰し最多勝に輝いた2016年に札幌ドームで登板した映像を見返した。その年は3試合に投げ2勝0敗。「全然フォームが違って、4年は長いなと思った」。軸足の左足で地面を力強く蹴られるように体幹と股関節の動きを意識した。その変化に「みなさんも聞こえました? (投手板を蹴った後に)あの短くてシュッと鳴るときは良いとき」と工藤監督も好調の“サイン”を感じ取っていた。  今季初勝利で和田に贈られたウイニングボール。「昨日は母親の誕生日だったんですけど、勝ったことがあるので。今日が誕生日のクリにあげようかな」。2010年と昨年に母照子さんのバースデー星を飾った左腕は、自主トレをともにした15歳年下の栗原の誕生日プレゼントにすることを思いついた。  3日の東浜に続き、今季初めて2試合連続で先発に白星が付き、3カード目にして今季初めてカード勝ち越しが決定。3年ぶりに開幕ローテーション入りしたチーム最年長が、らしさを取り戻しつつあるチームを勢いづけた。 (鎌田真一郎)

西日本スポーツ

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