科学館、まちなかに別れ 津幡 シグナス移転でイベント
津幡町まちなか科学館の閉館さよならイベントは16日、同町清水の同館で開かれ、親子連れ約50人がスライムとスーパーボールの工作を楽しんだ。
同館は子どもに科学の楽しさを普及するとともに、「パピィ1商店街」のにぎわい創出にもつなげる目的で2014年、空き店舗を活用してオープンした。手作りの実験装置や器具、工作教室などで気軽に科学の不思議を体感でき、来館者は約1万2千人を数えた。
この日はいつも以上の盛況ぶりで、参加者は色とりどりの絵の具を入れ、思い思いのスライムやスーパーボールを仕上げた。実生こども園に通う道輪大和ちゃん(6)は「柔らかくて気持ちいい。蛇みたいに伸びる」と感触を楽しんだ。
同館は4月17日に「こども科学館」と名称を変え、町文化会館シグナスに移転する。小林誠司館長は新作の実験装置を見せながら「商店街から離れるのは寂しいが、広さが2倍になる分、どんどん新しい装置を作って子どもが喜んで遊べる施設にしていきたい」と笑顔を見せた。
北國新聞社