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キズナアイ、ホロライブ、にじさんじ…2020年もVTuber市場拡大 地上波番組&CM進出、音楽ライブ・リアルイベント物販展開進む

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ザテレビジョン

新型コロナウイルスの影響もありタレントのYouTubeチャンネル開設が加速したが、その一方でバーチャルYouTuber (以下、VTuber)グループの運営が数億円規模の資金調達をしたという発表が続いている。 【写真を見る】キズナアイへのボイス提供が発表された声優・春日望 4月には、VTuberの先駆けであるキズナアイが会社独立、ボイス提供が声優・春日望であることを発表。4月から5月にかけてバーチャル空間上のイベント「バーチャルマーケット4」なるものが開催され初日から7日間時点でのべ50万人の来場を記録。このようなニュースが飛び交い、にぎわいを見せているVTuber業界。 2017年から国内人気は広がり2018年にはネット流行語大賞となるほど爆発的に人気に、2019年も拡大を続けたVTuber文化は、YouTubeというホームの舞台から「CM・テレビ番組への進出」「音楽ライブシーンの強化」「リアル物販の拡大」へ、2020年はさらに一般的認知拡大と、市場拡大を進めていくはずだ。その人気を振り返りながらひもといていく。 ■ キズナアイから始まったVTuber文化 CGキャラクターがゲームを実況し、企画にチャレンジし、ウェブ上で視聴者と交流する存在であるVTuber。その存在が知られ始めたのは2017年。その草分け的存在となったのは2016年12月に活動スタートした「キズナアイ」だ。「世界初のバーチャルYouTuber」と称し海外で先にブームとなり、日本でも人気が広まった。キズナアイはメインチャンネルの登録者数273万人、ゲームチャンネルは146万人と圧巻の数字だ。 日本でブームが本格化したのは2018年、キズナアイとともに「四天王」と呼ばれる輝夜月、ミライアカリ、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん、電脳少女シロの4人が「バーチャルYouTuber」の認知度を上げ視聴者を多数獲得していった。続いて、「にじさんじ」「ホロライブ」などの「箱」と呼ばれるグループが生まれ、企業運営が参入。さらに操演技術やVRサービスなどが発達し、個人運営のキャラクターも多く誕生個人勢・企業勢をあわせVTuberの数は年内で6000人を突破するほどの文化が出来上がった。「にじさんじ」は2019年中に100人近い規模にまで拡大。2020年1月には1万人を突破したと発表された。 スマホ1台で配信が可能になったRealityやMirrativのような「誰でもVTuberになれる」アプリが登場したことも、VTuberキャラクターが身近になった要因ではないだろうか。 ■ ドラマ、バラエティー、CMにも進出 2019年からはテレビ番組への進出も多く見られるように。テレビ朝日では2018年から情報バラエティー「サイキ道」、2019年1月より、VTuberが登場する教養バラエティー「超人女子戦士 ガリベンガーV」(毎週木曜夜1:26-1:56、テレビ朝日ほか)がスタート。チャンネル登録者数70万人超の電脳少女シロがレギュラー出演し、5月に3週連続放送した「VTuber歌姫SP」でもTwitterトレンド入りを見せるなど人気は高く、今「リモート芸人」として注目を集める小峠英二も番組で彼女たちの歌声を褒めている。 テレビ東京では2019年4月期に、YouTubeチャンネル34万人超の「ホロライブ」所属・ときのそらなどVTuberが俳優を務めるドラマ「四月一日さん家の」を放送。現在は第2期「四月一日さん家と」(毎週日曜深夜1:35-2:05、テレビ東京系ほか)も放送中だ。 NHKでも、2019年1月2日に「NHKバーチャルのど自慢」を放送。キズナアイや電脳少女シロ、ときのそらのほか、「バーチャルグランドマザー小林幸子」が千本桜を熱唱する、といった内容で5月31日に再放送された際にも話題に。さらに2020年1月1日には、細川たかしや西川貴教、高橋洋子らリアルな歌手とVTuberが歌で戦う「NHKバーチャル紅白歌合戦」も行われた。 そして、2019年頃から地上波CMでも見かけるように。日清食品の「日清焼そばU.F.O.」ではチャンネル登録者数98万人超の輝夜月(かぐやるな)を起用。ほかにもサントリーの燦鳥ノム(さんとりのむ)など企業公式VTuberも登場。GLAYのTAKUROが提供した楽曲が5月11日に配信されたことでも注目を集めた。 ■ 音楽ライブシーンでも存在感 「にじさんじ」は、2019年から9組20人出演のフェスや両国国技館でのライブを開催、さらに全国ツアーを行うなど精力的だ。また、月ノ美兎がソニー・ミュージックレーベルズ、樋口楓がLantisからメジャーデビュー。 「ホロライブプロダクション」事務所には、女性グループの「ホロライブ」、男性グループの「ホロスターズ」などが存在し、豊洲PITなどでのライブを開催。「ホロライブ」は1期生から4期生までいるなど、実在のアイドルのようだ。 さらに、「KAMITSUBAKI STUDIO」というレーベルには、1stワンマンライブを開催し世界トレンド1位を獲得したバーチャルシンガー・花譜が所属している。ほかにも、メジャーデビューしている富士葵、田中ヒメと鈴木ヒナのユニット・ヒメヒナなど単独ライブを行うアーティストは多数。定着してきたVTuberによるライブも引き続き強化されていくだろう。 ■ 2020年はさらに収益化が進みそうだ 業界先駆者のキズナアイは、2020年4月24日に声優の春日望がボイスを提供していることが初めて公表され、マネジメント会社も独立し今後新展開が期待される筆頭の存在に。キズナアイから分裂した人格の2人目「loveちゃん」、3人目「あいぴー」が2人組VTuberとして活動していくことも明かされ、6月15日に行われる生配信に注目が集まる。 「にじさんじ」運営が約19億円を調達、「ホロライブプロダクション」を運営するカバーが総額約7億円の資金調達を実施するなど、企業勢の発表が相次いだ。「ホロライブ」は所属タレントをイメージしたアロマスプレーが発売されることも発表し、今後グッズ展開も活発化しそうだ。(ザテレビジョン)

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