【プレビュー】現状を打開したい両者がノエスタで激突。勝点3を手にするのは神戸か、浦和か|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは6月25日、26日に第18節が開催される。ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸と浦和レッズの両者が勝利をかけて激闘を繰り広げる。
勝利が欲しい両チームだ。前半戦を終えて最下位に低迷するヴィッセル神戸と、前節10試合ぶりの勝利を飾った13位の浦和レッズが相対する。 ホーム側の神戸は5月以降少しずつ勝ち点を積み上げるゲームが増えてきている。リーグ戦に関して言えば、ここ3試合で1勝1分1敗はまずまずの成績。天皇杯では2回戦、3回戦ともに苦しみながら勝利を手にしており、一つずつ前に進んでいる。ただ、前節の柏戦は1-3と敗戦。先制しながらもなかなか追加点を奪えないと、相手の攻撃を抑え切れずに逆転負けを喫した。この試合からいかに改善していけるかがポイントになるだろう。 今年、最初の試合もそうだった。神戸は浦和を相手に武藤嘉紀のゴールで先制したが、前半のうちにあっさりひっくり返され、最後に同点に追いついて引き分けに終わったものの、もったいないゲーム運びをしてしまった記憶が残る。今節も先制点を挙げたとしても、そこで緩むことなく、しっかりとゲームをコントロールすることで試合を優勢に進めたい。前回対戦でもゴールを決めた武藤には再び期待がかかる。 一方の浦和は、前節の名古屋グランパス戦でようやく長いトンネルから抜け出した。立ち上がりからセットプレーを起点にゴールを重ねると、前半だけで3得点を奪取。後半は相手の攻撃を抑えながら時間を進め、リーグ戦10試合ぶりとなる勝利を掴み取った。下位陣がどこも勝ち点を積み重ねたことで、いまだ自動降格圏の17位・湘南ベルマーレとの差は「2」となっているが、ここから徐々に差を広げていきたいところだ。 浦和としては天皇杯3回戦でJ2のザスパクサツ群馬に敗戦。チームとして上向きに行きたかったところで出鼻をくじかれたのはネガティブな要素として残る。それでも、大会が変わったことも含めてしっかりと頭を切り替えることがポイントになる。苦しい時こそ守備陣の奮闘が鍵となることを考えても、得点も含めて貢献度の高いDFアレクサンダー・ショルツには注目だ。 多くのタレントを擁する両者の試合では、どんなバトルが繰り広げられるのか。注目の一戦となる。