「あなたの胸は10年後にはヘソまで垂れますよ」ヤバい男にLINEで傷つけられた「婚活女子」。婚活パーティーの闇とは
社会不安が大きい今、結婚願望を持つ人が減り続けているという。しかし、実際には官民いずれでも婚活市場は活況を呈している。「ツガいたい」という男女の本能の火が消える兆しはない。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、婚活パーティーの現状についてこう指摘する。 「最近では、健全な雰囲気が漂う『官製婚活』に人気があります。詐欺対策の一つとして、参加する際に『独身証明』が必要なところも信頼されているようです。行政が、いかに結婚させたいか、引いては子を増やしたいか、ということが分かりますよね。 実際の婚活パーティでは『何回参加しても出会えない、結婚できない』と肩を落とす人も多いようです。どうすれば、結婚できるのか? シンプルのようで、非常に難しい問いです」 今回は、昨年から「婚活パーティー」にどっぷりハマり、努力の甲斐あって、そろそろ結婚にたどり着きそうだ、という女性に取材する機会を得た。 「婚活パーティーに来ている男性の中には、正直言って『結婚は無理でしょ』と思える人が結構いますよ。ま、そりゃそうですよね、「婚活」しなくても結婚できてる人は、パーティーには来ないですもんね…」 こう話すのは、39歳の会社員・矢津田紗江さん(仮名)。 「残り物にはワケがある、というのが婚活パーティー参加者を見ていて感じる率直な感想。でも、中には仕事に忙殺される人生で、女性と出会うタイミングを逃した、みたいな人もいるんです。 『ハイスぺック』なんて、物に使うような言葉は好きじゃないけど、世間で言う『ハイスペ男』が紛れ込んでいることもあるんですよ!」 紗江さんは現在、首都圏にて紗江さんと同じ独身女性とルームシェアをしている。この同居人が「私、そろそろ田舎に帰るかもしれない…」と言い出したことが、紗江さんを婚活に向かわせた理由の一つだという。 「同居している友達は、ワインのスクールで知り合った1歳年上の会社員です。昔、男にひどい目に遭わされたとかで、結婚願望はないと言っています。なので、私が婚活パーティーに積極的に参加していることを冷ややかに見ていますね」 しかし、最近になって、この友達からの「忠告」や「助言」が紗江さんの婚活を成功に導きつつある。この「助言」が効いてくるまで、紗江さんの婚活パーティーでの「戦歴」は実に微妙だったという。