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東京に住む意味ってある?家賃高く、部屋も狭すぎる…コロナで「地方移住」に注目集まる

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BUSINESS INSIDER JAPAN

夜空や夕日を眺められる幸せ

木村さんが移住を本格的に考え始めたのは2019年11月、リモートワーカーを誘致するイベントの一環で、奈良県下北山村に約1週間滞在したことがきっかけだった。 下北山村は最寄り駅から車で約1時間かかる山村で、東京からは片道約8時間かかる。 「驚くほど山奥にある村なのですが、自然と共に生きる暮らしがありました。 移住先として人気の鎌倉から、わざわざ下北山村に移住する人もいるほど魅力的な場所なんです」 下北山村での滞在で、移住を意識するようになったという木村さん。 その後も移住先を探す目的で、サーフィンで知られる千葉県一ノ宮町や、避暑地として有名な山梨県北杜市などを訪れた。 「地方には東京にはない広い空がありました。朝日や夜空、山に沈んでいく夕日を眺められるのが、あまりに嬉しくて。 新型コロナのせいで、3月以降、自由に移動できなくなり、奈良県御所市の実家で3カ月ほど過ごしました。 コロナを機に移住する気持ちは固まったのですが、住む場所を探していた時だったので、『そうだ実家がある。畑もあるじゃん』と。妻の実家も奈良県なので、移住先に奈良を選びました」 木村さんは、今後さらに田舎暮らしが注目されると考えている。 「環境を守るという意味からも、遠くから運ばれてきた食品を購入するだけの都市の暮らしに、違和感がありました。 私と同じように、小規模な農業をしながら田舎暮らしをしてみたい人は、これから増えると思います。 いつかは、下北山村のような集落でも暮らしてみたい」

「同じ家賃でもう2部屋増える」

都内に住む30代の佐藤さん夫婦(仮名)も、東京から山梨県への移住を決めた。 新型コロナによる外出自粛期間に、住環境を見直したのがきっかけになったという。 「これまでは住む場所について、新宿まで何分かかるとか、利便性にこだわっていましたが、高い家賃を払うのがむなしく感じるようになりました。 同じ家賃でも、山梨だと、部屋数も2つ増えて、駐車場もあって、犬も飼えます」

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