汲み上げ用ポンプ増設も…大規模漏水起きた用水の取水施設 未だ大半の水が“穴”に引き込まれるように渦巻く
東海テレビ
大規模な漏水が起きている愛知県豊田市の「明治用水頭首工」の現場では、20日も引き続き仮設ポンプで水を送り込む作業が行われています。 19日は42台稼働していたのに対し、今日は56台と増設されました。 東海農政局は5月中にポンプの数を110台まで増やす方針を発表しました。20日も新たなポンプの設置作業や、ポンプで水をくみ上げる地点に水を集めるために、土嚢を置いて川の流れを寄せる作業が行われました。 ただ、まだ大半の水が引き寄せられるように左岸へと流れています。川の水位がだいぶ低くなっていて、流れもかなり速くなっています。 左岸側に漏水の原因となっている穴が空いているとみられる場所があります。水が引き込まれるように渦を巻いています。 この穴を塞ぐための作業としては、政府の関係者によると、巨大なクレーン車を投入して、水が吸い込まれている周りに土嚢を積むことが検討されているということです。 その土嚢で穴の周辺の川の水をせき止めたうえで、穴がどうなっているのかを詳しく調査し、その後、塞ぐ方策を考えることが検討されているということです。