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異常気象でエリア拡大! 海から離れた場所のクルマもヤラレる「塩害」と対処法

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被害を受けたらボディを水で流す

 ここ数年話題になっているのが塩害だ。風によって飛ばされた海水がさまざまな害を及ぼすもので、強風によって今までは関係なかったエリアにまで飛ぶことも増えている。異常気象による影響のひとつと言っていい。具体的な被害としては、畑の作物が全滅したり、クルマではサビが発生しやすくなるなど深刻だ。 【写真】ザラザラになったクルマの本当の洗車方法とは  まず塩害が及ぶ範囲について。以前、家のリフォーム業者に聞いたところ、海岸線から10km以内は油断できないとのこと。普段は大丈夫でも、台風が来たり、風が強いと海水が飛んでくる可能性は高い。ひどい場合はボディ上にうっすらと結晶のようなものが付着し、わかることもあるが、軽い場合は見分けるのは難しいだろう。  いずれにしても、怪しいと思ったら対策しておいたほうが安心だ。事前にできることとしては、コーティングをかけておくのが一番。そして被害を受けたと思ったら、とにかく水で流す。シャンプーを使ってキチンと洗車するのでもいいが、塩害は風に乗ってくるだけに、何回も被害に遭う可能性が高い。そうなると、水でとにかく流してやるほうが手間もかからないし、効果的だ。相手は塩分なので、水で流しさえすれば、簡単に落とすことができる。

被害は塗装、金属、ゴムやネジ類など広範囲に及ぶ

 実際に被害が出る部分は、基本的にはガラスを除く、クルマの上まわりすべてと考えていい。塗装はもちろん、金属がむき出しの部分、ゴムやネジ類など、風が当たる場所なら、塩はどこにでも付くと思っていい。  ただ、下まわりは風が当たる量の関係で被害は少なめだ。熱にさらされているマフラーは被害を受けやすいとはいえ、フロアがズッポリと抜けるということにはならないだろう。この点は、雪国で路面に撒かれる融雪剤の被害とは異なるところ。  融雪剤の主成分である塩化カルシウムはいわゆる塩なので、こちらもクルマへのダメージは大きいが、路面から跳ね上げられて付着するので、塩害とは反対に、下まわりの被害がひどく上まわりのダメージは小さい傾向にある。こちらも雪道を走ったあとは、水で流すようにするのが対策の基本だ。放置しておくと、サスペンションやフロアが真っ赤というのも珍しくなく、修復するには手間も費用もかかる。事前対策としては、専用の液剤を下まわりに塗るしかないだろう。  いずれにしても、塩分はクルマにとって大敵であることを頭に入れつつ、除去するのは水をかけるだけなので、マメに行なうようにするのがポイントだ。

近藤暁史

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