岸博幸氏「イギリス人が性格悪かった」官僚時代に苦戦の思い出
元経産省官僚の岸博幸氏が20日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、自身の官僚経験から「イギリス人が一番性格悪かったな」と思いを語った。 この日は、国際ネゴシエーターで元国連紛争調停官の島田久仁彦氏がゲスト出演。島田氏が交渉の場における大国の傾向を分析した。 米国=ロジックとルール主義、紛争に介入してかき回して捨てるのが常とう手段 ロシア=難題をふっかけて、相手が妥協するまで沈黙 中国=メンツが大切、すべてに納得するまで何一つ合意しない ※ロシア、中国とも共通して、恩も仇も一生忘れない 英国=情報収集力と計画立案力はナンバーワン フランス=「大国」である自負心、対ロシアも独自路線 ドイツ=規則・ルールを守れない相手が大嫌い と島田氏はそれぞれの国について説明した。 岸氏も経産省時代には外国との交渉もあっただけに「非常に正しいポイントを突いてるなと思いますね」と納得。続けて「あえて一言加えると、自分の経験から、やっぱりイギリス人が一番性格悪かったなと思いますね」と語った。 スタジオが笑いに包まれる中、司会のフリーアナウンサー・宮根誠司が「え?」と聞き直すと、岸氏は「交渉はすごいタフ。すごくロジックを作るのがうまいんですよ。だからすごい疲れた記憶があります」とフォロー気味に賛辞。島田氏も無言で何度もうなずき、岸氏に同意していた。