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【巨人】サンチェス、開幕前の不調から変身1勝 22年ぶり開幕3連戦で先発投手全員勝利

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スポーツ報知

◆JERAセ・リ-グ 巨人7―1阪神(21日・東京ドーム)  サンチェスはベンチから身を乗り出し、祈るように見つめた。降板直後の6回2死満塁で高木がピンチを乗り切ると、助っ人は小さくガッツポーズ。ベンチに戻ってきた左腕に手を合わせて感謝を伝えた。 【図表でさらに詳しく!】巨人の開幕3連勝以上と最終順位  初回に先頭の近本に先制ソロを被弾したが、2回以降は走者を背負っても踏ん張った。最速155キロの直球と変化球を操り、6回途中を96球4安打1失点で来日初勝利。「点を取ってくれた野手のみんなと、ピンチを抑えてくれた高木に感謝している」と素直な気持ちを述べた。  G党の不安を払拭した。オープン戦では3登板で0勝1敗、防御率10・57。6月の練習試合でも2試合7回2/3で10失点。日本野球に苦戦したまま開幕に突入した。  だが、サンチェスは、大きな壁に当たった経験は今後に生きると信じていた。韓国プロ野球に渡った18年は、体重が約6キロも減少した。繊細な性格から、新しい環境に苦労した。だが、8勝しかできなかった1年目から一変し、2年目の昨季は17勝を挙げた。だから、来日時も「うまくいかない時もあるだろう。でも、失敗して学ぶこともたくさんある」と困難を予想し、冷静に乗り越えることを覚悟していた。  その言葉通り、地道に努力した。ブルペンで日々フォームを確認。開幕前日、登板3日前だった18日には、3軍戦に志願登板した。そんなひたむきな姿を見てきた宮本投手チーフコーチからは「何も気にすることはない。思う存分やってきなさい」と背中を押された。開幕日には丸刈り姿で登場し、心身共に“変身”。「変わり身に期待」と話していた原監督も「オープン戦、練習試合の中で研究したものが出ていたと思う」とうなずいた。  日本でのプレーは夢だった。その夢の地で菅野、田口に並ぶ先発の柱として、チームを開幕3連勝に導いた。巨人の開幕3連戦で先発が勝利投手になったのは、98年の桑田、ガルベス、斎藤雅以来、22年ぶりだ。  「まだまだ納得できる内容ではないが、いい方向に向かっていると思う。日本での開幕、新たなスタート、新鮮な気持ちで挑んでいきたい」。これからいっそう、本領を発揮する。(玉寄 穂波)

報知新聞社

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